先日、コーヒー豆の原種は主にアラビカ・ロブスタ・リベリカ種に分かれており、世界で飲まれているほとんどのコーヒー豆はアラビカ種であることを書きました。次は、品種について調べてみました。
お米は「コシヒカリ」とか「アキタコマチ」とか、品種(ブランド)がありますよね。そのことに対して、コーヒーは「ブラジル」や「コロンビア」と国名で語られることが多い。ちょっとアバウトすぎやしないか、と。
そんで、ちょっと品種にまで目を向けてみようよ、というのが漫画「ぼくはコーヒーがのめない」の言いたいことであると私は受け止めまして、調査してみたんです。そしたら、すぐにいい感じの図解が見つかりました(笑)。
http://www.hirocoffee.jp/hinshu.html
スペシャルティコーヒーの専門店、ヒロコーヒーさんのサイトにこんな画像が掲載されていました。
主なものは以下の4種類。
①ティピカ
ティピカ種はアラビカの原種ともいわれる最も古い品種です。ブルーマウンテンなどの原種としても知られるこのティピカ種は傑出した甘さを持つクリーンカップですが、病害虫に弱く、生産性が低いことから、市場への流通数は極めて少なくなっています。
同上。以下同様。
②ブルボン
ブルボン種は、ティピカ種の突然変異。1715年にイエメンからレユニオン島(インド洋上の旧ブルボン党)に移植されたものが起源とされています。
現在のブラジルコーヒーの原型ですが、ムンド・ノーボなどの改良種に形を変え、原種は希少となっています。
➂モカ
主にイエメンやエチオピアで栽培されています。一種類の確立した品種ではなく、複数の在来種の混合品の総称であり、特に決まった品種名がないため、通称として 「モカ種」といわれています。
マタリやハラー、シダモなどは栽培している地区の名称であって品種名ではありません。コーヒー豆の銘柄としての「モカ」とは意味合いが異なります。
④パカマラ
エル・サルバドルで開発されたブルボン種の突然変異種パカスとマラゴジッペのハイブリッド品種。
大粒でありながら、エチオピア・イルガチェフェやゲイシャにも似た素晴らしい風味特性を持っています。
➄カツーラ
ブラジルで見つかったブルボンの変異体で。病虫害に強く、低温にも耐えます。
高品質で特に強い良質な酸味を持ちますが、やや渋味も強い面も。コロンビアなどの主力品種の一つ。発見されたブラジルでは土地の相性が悪く、収量の隔年変化のためにほとんど栽培されていません。
⑥ジャワニカ
インドネシアジャワ島からニカラグアに持ち込まれ根付いた品種。
非常に栽培が難しく希少な品種で、品質の良さが話題になっています。味覚特徴はコクも程よくあり、茶葉のような風味があり、それでいて甘いという独特の味を誇り、コーヒー愛飲家から大変評価されてきています。
ここに書かれていないものでいうと缶コーヒーにもなっている「ブルーマウンテン」や「ゲイシャ」は聞いたことがあります。
でも、こんなにたくさんあるとは…まだまだ世の中には知らないことがいっぱいあるんだなーと思いました(笑)。
ひとつずつ、味見していきたいと思います!
以上、品種についてでした。
こんな話を人前ですることができれば、少しはモテるかもしれませんね(笑)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!