銃弾をそのままペンにしちゃった!
先日、かなり偶然なのですが、西武デパートの「日本製ペンフェア」的なイベントで
素敵なボールペンをGETして参りました。
それがコチラ。
パっと見、普通のボールペンですが・・・
製品紹介の紙には
武器をペンに置き換えました。
使用済み銃弾(薬莢)を利用したボールペンです。
とあります。
そうです。
な、なんと・・・
実弾として使用済みの薬莢(やっきょう。弾薬の一部)がそのままペンになっているんです!
これにはかなり驚きましたし、カッコイイ!と思い即買い。
どんな組織や人が作っているんだろう・・・と思ったら
ちゃんと説明もありました。
「ペンモード」というMADE IN JAPANのペンを届けるブランドのもので
松川哲也さん という方が手掛けているようです。
滋賀県で職人の手により一本一本手作りされてるんだなあ、と思うと
より一層愛着がわいてきます。
こんなペンなかなか手に入らないだろうな・・・
と思っていたら
楽天市場にも同様の商品がありました。
ネットって本当にありがたいですね。
【Penmode】ペンモード 松川 哲也 bullatペン 薬莢 ボールペン 油性 手作り 銃弾 PTB1607-60(オンリーワンギフトプレゼント就職祝い入学祝い男性女性おしゃれ)【ネコポス可】【あす楽】
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ページ内での作家紹介文によると
●松川哲也 (クラフトデザイナー)
作家プロフィール
1998年 ガラスペンとの出会いがきっかけで独学でオリジナルペンの
製作を開始する。
ターニングで培った技術を生かし、メタルペン、和紙ペンの製作を始める。
最近は貝の美しい輝きをペンに取り入れ、独自のオリジナルペンを製作。
木や和紙、貝や金属など様々な素材を使ったペンを手がけています。
時間の経過を楽しむように、愛着を持って
長く付き合いたくなる、作品を作っています。
匠の技を感じる1本となります。
とのこと。
銃弾以外にも、色々な素材を使ってペンを手作りしているそうです。
ぜひ他のペンも手に取ってみたいですね。
ちなみに、調べてみたら
宇宙でも使えるスペースペンで有名なフィッシャーも
同様の製品を出していました。
フィッシャー スペース ペン 338 ブリットペン 338 Lapua Magnum 空薬莢 コレクション インテリア NASA 観賞
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こちらも、NASAの検査をクリアしているので
宇宙でも使えるそうです。
フィッシャー ブレット スペースシャトル ボールペン(シルバー)【RCP】【20170721】
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スペースペンもかなりクールですね。
これまたちなみになんですけど、
ペンのてっぺんをよく見たら
「WINCHESTER 30-06 SPRG」の文字が刻まれていました。
調べてみると・・・
.30-06スプリングフィールド弾(30-06スプリングフィールドだん)とは、1906年にアメリカ陸軍が開発し、規格化が行われた弾薬で、1960年代から1970年代初期まで使用された。他の名称には7.62x63mm、ウィンチェスター社では「30 Gov’t 06」ともされている[3]。読み方は「thirty-aught-six」もしくは「thirty-oh-six」である。.30とは弾丸の直径を表したもので、また06とは採用年である1906年を示したものである。
(Wikipediaより)
とのことでした。
およそ70年とかなり長い間、アメリカ陸軍によって使用されていたようです。
詳細な事実を知ると、
このペンがものすごく恐ろしく感じ
カッコイイ!ってだけでこのペンを取ってしまった自分が
恥ずかしくなりました。
どのような想いを持って打ち出された銃弾だったのか
知る由もありませんが
「人を殺す」という目的の下で打ち出されたものに変わりはないのではないでしょうか。
戦争というものはあってはならないことですが、
実際に体験した人以外が身近に感じることはなかなか難しいです。
このペンのような、いわば負の遺産を
日用品に再構築して世に送り出す松川さんは
すばらしい仕事をしているな、と。
ぼくにできることは、このペンを使うときには
平和のありがたさをかみしめ
今の時代の礎を作ってくださった先人に心から感謝をすることだと思いました。
クールなペンの紹介から一転してしまいましたが(笑)
特徴的なのは外見だけでなく、
書き心地も抜群、芯も替えられるので
機能性も備わっています。
人とかぶらないモノが好きな方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました!