アクモン約5年振りの新作!
先日、今やUK随一の大物バンドであるArctic Monkeysが、約5年振り6枚目のニューアルバムをリリースしました。
その名も”Tranquility Base Hotel and Casino”(トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ)。
「トランクイリティ・ベース」で人類が初めて月面着陸をした際の基地を指すようです。
宇宙の中でも、月に佇むホテルとカジノ的な意味でしょうか?
米音楽批評サイト”Pitchfork”ではリリースされるやいなや高評価で迎えられています。
https://pitchfork.com/reviews/albums/arctic-monkeys-tranquility-base-hotel-and-casino/
10点満点中、8.1点でした。
オリジナルアルバムでは
1st 7.4点
2nd 7.4点
3rd 7.2点
4th 7.5点
5th 8.0点
と来ているので、なんと最高点!
Best New Musicさえ取れなかったものの、かなりの高得点であることが分かります。
さてそんな高い評価であるアクモンの最新作ですが、セールス的にも好調なようです。
なんと本国イギリスでは、過去25年間のレコード売上の中で最速で売れている作品になったとのこと。
https://pitchfork.com/news/arctic-monkeys-new-album-breaks-uk-vinyl-chart-record/
記事によると、最初の週で売り上げた枚数は24,500枚!
ちなみに直近での最高記録は、UKの伝説的バンド「オアシス」のボーカリスト、リアム・ギャラガーのソロ最新作である”As You Were”で16,000枚。
10,000枚弱上回るセールスを上げたわけですが、彼らのレコードは通常の黒いヴァイナルに加えて、限定盤のゴールド、シルバーや透明なども販売されていたようです。
作品そのものの良さに加えて、数量限定のエディションも出したことも好調な売れ行きの影にあるかもしれません。
そんなすごい記録を打ち立てた新作ですが、実はまだ聴いたことがないんです・・・。
1stがそれはもう好きで今でもたまに聴くぐらいなんですけど、2nd以降は聴きはしたのですが、好きになるまでには至らず・・・ここいらでまたチェックしてみようかな、と思います。
アナログレコードの人気再燃は世界共通?
世界中でCDが売れなくなり、ストリーミング人気が囁かれて久しいです。
しかし日本ではCDの売上が低迷する中、アナログレコードの生産金額が伸びているんです。
日本レコード協会によると、2008年から2017年の10年間でCDアルバムの生産金額は1,296億円(2008年比▲48.4%)まで減ったこと対して、アナログレコードは19億円(2008年比+544.3%)にまで増えています。
先日ソニーが29年振りにレコードの国内生産を再開したニュースも記憶に新しいですが、生産金額も益々増えていきそうです。
まだまだ規模は少ないですが、伸び率で考えると、数年後にはCDとアナログの人気が逆転していることもありえない話ではないかもしれませんね。
楽しみに次の新記録を待ちましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。