イースタンユースは日本語ロックの宝である
去る9月29日土曜日、京都のライブハウス磔磔(たくたく)にてイースタンユース(以下ey)のライブに行ってきました。
その名も「極東最前線/巡業2018~石の上にも三十年~」。
なんと今年で結成30周年なんですね。
ミステルが来年で30年周年らしいので、彼らよりも長い!
ただ個人的にeyは「円熟」という言葉は似合わず、年を重ねるごとに「研ぎ澄まされていく」という表現の方がしっくりくる気がします。
それは2015年のアルバム「ボトムオブザワールド」を聴いて実感しました。
実はぼく自身、2001年の名盤である「感受性応答セヨ」を十代前半に試しに聴いて
その剥き出しの感情と爆音ギターに衝撃を受けて以来、しばらくeyから遠ざかっていたんです。
当時は疾走感溢れる「アバヨ、風の残像」や「踵鳴る」のクセのあるメロディラインやシャウトが大好きで、よく聴いていました。
それからは、例によって十代特有の「Radioheadとかレッチリとか聴いてる方がオシャレでカッコいい」という謎の妄想に取り付かれ、しばらくはその存在を認めつつも、新しい音源をチェックするまでには至らず。
2006年にベスト2枚が出たときにTSUTAYAでレンタルしたのですが、あんましハマらず聴く曲は初期の曲ばかり。
かれこれ15年以上経っちゃったんです。
eyとの再会
再び彼らの音楽に触れるきっかけとなったのが、2015年の全国ツアー。
当時ぼくは愛媛県の松山市というところに住んでまして、東京から引っ越したばかりでした。
東京にいた頃は好きなバンドのライブに行けるのは当たり前で、月に一回ぐらいは行ってましたので
松山に移ってからはその数が激減し、ライブに飢えていたんです(笑)。
なので、名前を聞いたことがあるぐらいのバンドでもライブに行ってみることにしていました。
The Birthdayやモーサム・トンベンダーなんかがそれです。
そんな中、eyが松山でライブをやるという一報を見て
「懐かしいなあ」
という気持ちと共にチェックしたところ
ベーシストである二宮さんが脱退するというニュースが!
その二宮さんがいる状態で彼らが最後に発表する作品が、前述の「ボトムオブザワールド」だったんです。
そしてそのアルバムをサポートする全国ツアーをしてから、バンドを脱退すると。
「これは新作買って行かなきゃ!」
ということからeyをチェックする日々が戻ってきたのでした。
またボトムオブザワールドがキレッキレでいいんですわ。
本当に歳取ったのか疑いたくなるほどに。
①⑦⑧あたりが特におすすめです。
名曲3選
さて、ここからは、そんなeyの珠玉の3曲をご紹介。
最近知った人の参考に、昔から好きな人も楽しんでいただけたら幸いです。
③砂塵の彼方へ
こちらは1999年の作品である「雲射抜ケ声」のオープニングトラック。
イントロの、疾走感があって畳みかけるようなギターリフが特徴です。
②踵鳴る
ここから2曲は、超名盤「感受性応答セヨ」(2001年発表)からの曲です。
「踵鳴る」はシングルカットもされて
今なおライブの定番曲として演奏されている必殺チューン。
頭から最後まで至高。
①夜明けの歌
そしてこの曲もライブのセットリストには必ず入る超名曲。
「感受性応答セヨ」の幕開けの曲でもあります。
明日が来ないでほしいと思うときもあるけれど
すべての人には等しく夜明けが訪れて、1日がまた始まる。
そんな1日が希望に満ち溢れた1日でありますように・・・
そんな願いが込められている気がします。
その名の通り、朝1発目に聴いて元気をもらってます(笑)。
以上、eyの名曲3選でした!
個人的には「浮き雲」「アバヨ、風の残像」「ズッコケ問答」「ギラリズム夜明け前」
そしてbloodthirsty butchersの吉村さんに向けた「テレビ塔」なんかも好きなのですが
今回は定番曲をチョイスしてみました。
皆さんの好きな曲もぜひ教えてくださいね^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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