うちに居る時間が増え、音楽をレコードでよく聴くようになった今日この頃。みなさんはどうお過ごしでしょうか?
私はというと、音楽は以前からよく聴いてるんですけど、なんていうんでしょう。レコードプレーヤーを買ってからは、アルバムを1枚の作品として、アートワークから曲順・A面B面(レコードをひっくり返す)の構成に至るまで、じっくり味わうようになったと言うんでしょうか。
それはAmazon Musicで上位に出てくる曲や自分が好きで知っている曲だけをポチポチとクリックするという体験とは全く異なるものであって。
後者はただただ「楽しい!ノリノリ!」という音楽との向き合い方なのに対して、前者はどうしてもアルバムを通しで聴くので「好きな曲来た!」ってのはもちろんあるんですけど「あ、あの曲のあとにこの曲が来るんだな」といった曲の流れや「この曲好きな感じ」「この曲は自分にとって新しい感じ」「なんで好きなんだろう?共通点は?」といったように、音楽を楽しむだけじゃなく、自分と向き合う時間にもなるんだなーと思う今日この頃。
前置きが長くなりましたが、CDで持っている好きな作品をレコードを揃え始めてみたら、インディーロック、エモとかパンクがやっぱし多くなってきまして、その分野でベストと考えられている作品は何なのだろう?と調べ始めたら、アメリカの音楽雑誌である「ローリングストーン」がエモの名盤ベスト40を発表してましたので、エモ歴10年の私のベスト3と合わせて紹介していきたいと思います(笑)。
そもそもエモとは?という方のために、以前書いた記事も貼っておきますね。
https://malodeth.com/music/what-is-emo/
Contents
Rolling Stone誌のTOP40
ランク | アーティスト名 | 作品名 | リリース年 |
40 | The Used | In Love and Death | 2004 |
39 | Panic! at the Disco | A Fever You Can’t Sweat Out | 2005 |
38 | Into It. Over It. | Intersections | 2013 |
37 | Indian Summer | Science 1994 | 2002 |
36 | Orchid | Gatefold | 1999 |
35 | Coheed and Cambria | Good Apollo, I’m Burning Star IV, Volume One: From Fear Through the Eyes of Madness | 2005 |
34 | Owls | Owls | 2001 |
33 | The Jazz June | The Medicine | 2000 |
32 | Algernon Cadwallader | Some Kind of Cadwallader | 2008 |
31 | The Jealous Sound | Kill Them With Kindness | 2003 |
30 | Moss Icon | Lyburnum Wits End Liberation Fly | 1994 |
29 | Brand New | Your Favorite Weapon | 2001 |
28 | Paramore | Riot! | 2007 |
27 | Dashboard Confessional | The Places You Have Come to Fear the Most | 2001 |
26 | Rainer Maria | Look Now Look Again | 1999 |
25 | Cursive | Domestica | 2000 |
24 | Embrace | Embrace | 1987 |
23 | Taking Back Sunday | Tell All Your Friends | 2002 |
22 | Say Anything | …Is a Real Boy | 2004 |
21 | The Get Up Kids | Four Minute Mile | 1997 |
20 | At the Drive-In | In/Casino/Out | 1998 |
19 | Brand New | Deja Entendu | 2003 |
18 | Saves the Day | Through Being Cool | 1999 |
17 | Mineral | The Power of Failing | 1997 |
16 | Drive Like Jehu | Yank Crime | 1994 |
15 | Dag Nasty | Can I Say | 1986 |
14 | Weezer | Pinkerton | 1996 |
13 | Jimmy Eat World | Clarity | 1999 |
12 | Texas Is the Reason | Do You Know Who You Are | 1996 |
11 | Thursday | Full Collapse | 2001 |
10 | My Chemical Romance | Three Cheers for Sweet Revenge | 2004 |
9 | Fall Out Boy | From Under the Cork Tree | 2005 |
8 | Jimmy Eat World | Bleed American | 2001 |
7 | Cap’n Jazz | Burritos, Inspiration Point, Fork Balloon Sports … | 1995 |
6 | American Football | American Football | 1999 |
5 | Braid | Frame and Canvas | 1998 |
4 | Jawbreaker | Dear You | 1995 |
3 | The Promise Ring | Nothing Feels Good | 1997 |
2 | Rites of Spring | Rites of Spring | 1985 |
1 | Sunny Day Real Estate | Diary | 1994 |
https://www.rollingstone.com/music/music-lists/40-greatest-emo-albums-of-all-time-23526/the-used-in-love-and-death-2004-157069/
いやぁー、どうでしょう。エモ歴10年のこの私でも知らないアルバムばっかでした(笑)!
もっと勉強しなきゃ…
早速2位知らねえ。
Rites of Spring、もはやハードコアやないか!いや、EMOはハードコアを経由しているのはわかるけど。ちょっと寄りすぎじゃね!?チェックしてなくても致し方なし。
4位知らねえ(Jawbreakerって名前だけは知ってます!言い訳)。うん、これはいい感じ。
って5位も知らねえ(汗)!Braid…いやぁーこれはエモエモしてます(笑)。名盤の香り漂ってる。今知れてよかった。
MALOのベスト3
さて、お待たせいたしました、上記の中から、わが生涯におけるエモ名盤、個人的ベスト3を発表したいと思います!
あくまで今の気分(笑)!でもそうですよね。好きな曲なんてその日の環境とか、感情とかで決まっちゃうもんですよね。
No.3 Get Up Kids: Four Minute Mile
3位は、ゲットアップキッズの1stです。彼らの作品は2nd(ロボットのジャケット)が有名ですが、エモさでいうとこちら。ガリッガリの荒削りな演奏に、ヴォーカルのかすれた声とグッドメロディが乗ってきてもうたまりません。
なんかジャケットの徒競走的な感じもエモ心(?)をくすぐります。
全体的に疾走感あふれる曲がギッシリ詰まってるんですけど、そんな中に収まってる”Better Half”という曲が特に好きです。これはヤバイ。
No.2 Jimmy Eat World: Clarity
2位はエモの帝王ジミー・イート・ワールドのクラリティです。このアルバムは、出会ってからずーっと好きですね。私が10年前にエモと出会ってから、10年以上聴き続けています。そしてこれからもずっと好きなんだろうなぁ。
全曲いいんですけど、特に好きなのが最後を締めくくる”Goodbye Sky Harbor”という曲。なんと16分あります。
途中の永遠に続くかと思うぐらいのリフレイン(合ってるか?)に様々な感情が渦巻いては最後は夜の湖の水面のように静かになります。
No.1 The Promise Ring: Nothing Feels Good
1位はローリングストーンのリストでも3位にランクインしていたこの大名盤。もうこのジャケットから最高です。内容ももちろん最&高。彼らのアルバムは次作の”Very Emergency”も超名盤なんですが、あれはもはやギタポなんでエモでいうとこっちですね。
全曲最高です!アルバムの流れも6番のインストでA面が締めくくられ、B面のノリノリソングへと続いておりよくよく練られているのを感じます。3曲目のこちらは、終盤のわちゃわちゃで感情決壊必至。
以上、EMOの名盤、ローリングストーンのTOP40とMALOのベスト3でした。
みなさんにとって思い入れのある作品はありましたか??ぜひこれ以外にもおすすめあったら教えてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!