Contents
- 1 言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、と嘆く前に考えたい
- 1.1 伝わるメソッド20
- 1.1.1 伝わるメソッド① だけしか
- 1.1.2 伝わるメソッド② 選ばれてマス
- 1.1.3 伝わるメソッド③ 共感図
- 1.1.4 伝わるメソッド④ アゲアゲ
- 1.1.5 伝わるメソッド⑤ ごほうび
- 1.1.6 伝わるメソッド⑥ ゲーム化
- 1.1.7 伝わるメソッド⑦ 喜怒哀楽
- 1.1.8 伝わるメソッド⑧ 続きはあとで
- 1.1.9 伝わるメソッド⑨ ひとコマ目標
- 1.1.10 伝わるメソッド⑩ あるない
- 1.1.11 伝わるメソッド⑪ プラス新しい
- 1.1.12 伝わるメソッド⑫ ひらめきスロット
- 1.1.13 伝わるメソッド⑬ イメチェン
- 1.1.14 伝わるメソッド⑭ カンタン解
- 1.1.15 伝わるメソッド⑯ なりきり
- 1.1.16 伝わるメソッド⑯ スリーポイント
- 1.1.17 伝わるメソッド⑰ ムリヤリルール
- 1.1.18 伝わるメソッド⑱ 永久指標
- 1.1.19 伝わるメソッド⑲ なぜなぜ?
- 1.1.20 伝わるメソッド⑳ なんすか力
- 1.2 まとめ
- 1.1 伝わるメソッド20
言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、と嘆く前に考えたい
「新世代CEOの本棚」にて、
孫泰蔵さん(Mistletoe CEOでパズドラのガンホー創業者)が紹介していた本をずーっと気になっており、ようやく読んでみました。
伝わっているか? [ 小西利行 ]
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内容は題名の通りで、自分の考えていることが本当に他の人に伝わっているのか?
伝わっていないなら、どうすればいいか?
そのための方法(伝わるメソッド)を教えようじゃないか!
といった感じです。
その伝わるメソッドが実用的かつ、すごく面白かったので、ざっくり共有したいと思います。
コピーライティングのスキルを高めたい人、必見!
この本の作者は、コピーライターの小西利行さん。
ぼくはこの本を手に取るまで知りませんでしたが「伝え方が9割」という本を知っている方は多いのではないでしょうか?
「伝え方が9割」の著者は佐々木圭一さんという方なのですが、小西さんはその佐々木さんに「伝え方」を教えてやったと本の中で書かれていました。
つまり小西さんは佐々木さんのマスターにあたる、すごいお方!
さてそんなすごいコピーライターが直々に伝授してくれる伝え方の数々、知りたくないですか?
小西さんいわく
言葉を変えれば
仕事が変わる
恋愛が変わる
世界が変わる
と。
世界を変えよう。
伝わるメソッド20
ここからは、本に出てきた全20の「伝わるメソッド」順番に紹介していきたいと思います。
また、印象に残った文章も入れてみました。
伝わるメソッド① だけしか
言葉を限定すると、「普通のモノ」が「欲しいモノ」に変わる。
今だけ限定生産!
今日しか食べられない!
など、限定という言葉に思わず反応してしまうことってありますよね。
伝わるメソッド② 選ばれてマス
心を動かす魔法の言葉。
これ、みなさん、選んでますよ。
限定に加えて
「ランキング1位!」
「売れ筋!」
などの言葉もまた有効です。
伝わるメソッド③ 共感図
自分の思いと相手の思いが交わる点に、伝わる言葉がある。
これは図を見れば分かりやすいんですが、
自分の伝えたいことと相手の求めていることが重なる部分に合わせて言葉を選びましょうね、ということ。
本の例だと、気になる女性と合コンを組みたい場合が紹介されています。
相手の立場になって考えることが重要ですね。
伝わるメソッド④ アゲアゲ
最初にムリめな要求をすれば、本当の要求はすんなり通る。
例えばホテルの場合
いい部屋(スイートなど)に泊まって!こんなにすごいから!とはじめにムリめな要求をし、
最低限、ツインに泊まって朝食付けて!と本当の要求した方が通りやすい。
伝わるメソッド⑤ ごほうび
メリットが想像できれば、相手は自分から喜んで動いてくれる。
これも闇雲にメリットを伝えるのではなく、相手が喜びそうなメリットを考えることが大事ですよね。
伝わるメソッド⑥ ゲーム化
人は競うと負けたくない。たとえ嫌なことでも積極的になれる。
人によるかもしれませんが、競わせるのも手。
伝わるメソッド⑦ 喜怒哀楽
喜怒哀楽、嫌気、恐怖、快感。答えは相手の感情の中にある。
相手の立場になって感情を揺さぶろうよということですね。
伝わるメソッド⑧ 続きはあとで
「興味喚起→答え」という流れで話せば、人は飽きない。
よくテレビである「続きはCMの後で!」や「続きは次週!」みたいなアレです。
人と話すときにも「こんなスゴイことがあったんだよ!実は・・・」と人は飽きずに耳を傾けてくれると。
考える→頭を使うんじゃなく、目的にたどり着く方法をひねり出すこと。順番は以下の通り。
A 使えそうな事実を書き出す
B ターゲットを明確にする
C はっきりとした目標を書く
「誰に」「何を」伝えたいのか?
それこそが考えることそのものだ、と。
伝わるメソッド⑨ ひとコマ目標
目標を「絵と台詞」にすると、アイデアが出しやすくなる。
ひとコマ、絵と台詞で伝えてみよう。
伝わるメソッド⑩ あるない
ある→ないで考えれば、独自のモノゴトが生み出せる。
都会にあって、田舎にしかないもの。みたいな感じ。
伝わるメソッド⑪ プラス新しい
「新しい」をつけるだけで、いつもの100倍考えやすくなる。
考えたいテーマの頭に「新しい」付けるだけで
「新しく」するためのアイデアが考えやすくなる。
新しいチョコレート、新しいビール、などなど。
伝わるメソッド⑫ ひらめきスロット
この方法を知れば、いいアイデアがどんどんつくれる、アイデアの公式
新しい + テーマ × ターゲットが好きそうな言葉 = アイデア
この三つをスロットマシーンのように組み合わせる。
たとえばテーマを上記のチョコレートにして
ターゲットを家族にした場合・・・
新しい + チョコレート + 子どもが喜ぶおもちゃ
「大人向けのビターなチョコに、ミニオンズのおもちゃが付いてくる!」
って感じでしょうか。
伝わるメソッド⑬ イメチェン
名前を変えれば、イメージが変わる。愛される。喜ばれる。売れる。
マイナスの言葉→プラスの言葉+似せる言葉 でポジティブなイメージに変身。
例として
できちゃった婚→さずかり婚
ボサボサヘアー→無造作ヘアー
などが挙げられていました。
ものは言いようということですね(笑)。
伝わるメソッド⑭ カンタン解
世の中の「ムズカシイ」を「カンタン」にすると新しいビジネスになる
にんにくの皮をもっと簡単にむきたい!⇒100均のガーリックピーラー
家にいながら自分の体形に合った洋服を買いたい!⇒ZOZOSUIT
といった具合ですかね・・・。
伝わるメソッド⑯ なりきり
相手の立場ならどうするかを思うだけで、本当に大切なことが見える。
空港の到着ゲートには、このように書かれていますよね。
日本語:ようこそ
だけじゃなく
英語:Welcome to Japan
日本に着いた外国人の気持ちを考えた例と言えます。
伝わるメソッド⑯ スリーポイント
目的・相手の気持ち・解決策
誰でも、たった3ステップで「伝わる言葉」が書けるようになる。
目的を達するためには、相手の気持ちを汲んで
お互いが満足できる解決策を提示することが肝とのことです。
伝わるメソッド⑰ ムリヤリルール
自由な方が考えやすいなんて大ウソ。ルールがある方が考えやすい。
「自由に考えて」よりも「100文字以内で」とか「図を使って」など無理やりルールを決めた方が考えやすい。
伝わるメソッド⑱ 永久指標
ブレない指標が、チームのモチベーションとパフォーマンスを上げる。
5つのテーマに沿って仕事のアイデアを評価する
A 実現性(カンタン)
B 発見度(オドロキ)
C 効果度(売れそう)
D 拡散性(広がり)
E 満足度(クライアント)
未来が過去を作る
宇宙物理学者の佐治晴夫さんの話から生まれた言葉
伝わるメソッド⑲ なぜなぜ?
疑問をどんどん重ねていくと、本当の課題や解決策が見つかる。
伝わるメソッド⑳ なんすか力
必要なのは、世の中の情報を鵜呑みせず、自分でちゃんと判断する力。
以上、伝わるメソッド20でした!
まとめ
この本がとにかく言いたいことは
「相手の立場に立って、考えているか」
これに尽きます。
もし相手が決まっていなければ、考え直す(=使えそうな事実を書き出し、ターゲットを明確し、はっきりとした目標を書く)ことも大事ですね。
明日から使えるアイデア満載の本でした。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね^^
伝わっているか? [ 小西利行 ]
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!